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2020/01/27

The 京都

『The 京都』 読売新聞社発行 第1版は1976年になっています
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44年前の本です
いつ購入したのか、記憶が残っていません、私の手元に長く眠っていました
読み直しますと、懐かしい友に再会した、そんな感じです
京都が何年を経ても変わらない町であることが分かりますね
年中行事、町の地図、老舗の紹介
いずれも現在のガイドブックとして充分使えますよ
京都の店舗の広告も多く載っています
デパートやホテルの広告の女性モデルが欧米風の顔立ちの人が起用されています
「そうだ、こんな時代だった」
モデル皆さん、今居られても、トップモデルじゃないでしょうか
44年前の美女が、そのままの容姿で私に合いに来てくれました
この本は宝物以上です
ネットでも見つけられないでしょう

何年歩いても、何回散策しても、京都への憧れは変わらいですね
44年前のエリオットは今とずいぶん違います、信仰もしていませんでした、未熟そのものです
でも、二十歳代のロマンティックな心を失っていない私にほっとしています



2019/08/15

京都伝説散歩

『京都・伝説散歩』 京都新聞社編 河出文庫
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初版は昭和59年11月になっています
この本を何時買ったのか、よく覚えていないんです
30年以上前でしょう
でも、長く私の手元にありました
読むのは何度目になりますか
今回が一番わくわくしますね
京都の町の散策を何度も繰り返し、京都の書籍を何冊も読みました
訪ねた所、読んだ話が思い出され、うんうんと頷きながら読んでいます

地蔵盆に京都を訪れるつもりです、あと数日後です
京都は伝説の宝庫なんです、町のお地蔵さんにもそれぞれ言い伝えがあるんですよ
もう長く歩けなくなりましたが、この本に取り上げられてる所に足を向けたいですね
一か所でも、二か所でも
若いころは面白みを感じず、途中で読むのを辞めることもあったのですが
それだけ、京都の町が身近になってきたようです

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あとがきには収録された105篇は昭和45年~46年にかけて京都新聞に連載されたと記されています
私が高校生の時です
モノクロ写真の方がロマンを感じます
今は京都新聞社さん、よくこの本を出版してくれましたね、と感謝しています



2018/04/07

こんな人生を歩みたい

『いずれ我が身も』 色川武大著 中公文庫
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色川武大というより『麻雀放浪記』の阿佐田哲也のペンネームの方が有名ですか
阿佐田哲也の晩年のエッセイ集です
この本には若き日の放浪の思い出も描かれていますが
多くの人々との交わりも書かれています
黒鉄ヒロシ、井上陽水をはじめ昭和の有名人との交友があります
ギャンブラーのイメージの強い阿佐田氏ですが
話じょうずで、隣に居て楽しい面白い人だったんでしょう
インターネットも携帯電話もなかった時代の方が人と人との付き合いはスムーズでしたね
同氏は酒に麻雀にグルメと、男の遊びを満喫してきました
昭和の匂いがプンプンするエッセイでした

私も遅まきながらこんな人生を歩みたいですよ
でもね、心配なのは小遣いです
遊びと交友にはお金がかかるんです
阿佐田哲也はどうも小遣いには事欠かなかったみたいです
有名小説家ってやっぱり収入が良いんですな

福島や天六の裏通りの店巡り
(福島も天六も食い倒れの凝縮の町です)
コーヒーと将棋の日々
(私はアルコールがだめなんです)
趣味を同じくする面白いおっちゃんとだべりたいですね
阿佐田さん、私もあなたのような晩年を送りたいよ
「いずれ我が身も」



2017/08/04

京都の地蔵盆

ドトールコーヒー淡路店にはよく通います
ここでのコーヒータイムの読書は私の一番幸せな時間です
何故かコーヒータイムは体の疲れも感じません
お気に入りの席が空いていました、さっそく本を開けます

村上紀夫著 『京都地蔵盆の歴史』 法藏館
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読み始めたところです、専門書なのに読みやすいですね
8月末の京都の地蔵盆には町の人々の繋がりと歴史を感じていました
17世紀半ばから始まったようです
比較的新しい風習です
当初は宗教行事だったんでしょうが、子供たちの為の風習に変わってきたんじゃないでしょうか
ここで遊ぶ子供たちはかけがえのない思い出を残せます
私も少年時代、生まれ育った大阪市住吉区の住吉大社の夏祭りを楽しみました
投げ輪、射的、金魚すくいと出店はパラダイスでしたね
友達の家の庭で蚊取り線香を横にし、氷入りの麦茶を飲みながら小さな花火大会です
影がくるくる回る走馬燈は不思議でなりませんでした

数年前に写した京都洛中の地蔵盆です
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路地裏のお地蔵さんは町の子供たちを守り続けます
この風景、何時までも見続けたいですね



2016/12/17

好きな時代

部屋で本を読む気にはならないんです
読書はコーヒーを横にマクドかドトールでしています
ここなら、何故かよく読めますね
家のコーヒーとは落ち着く度合いが違うみたいです

講談社 桜井英治著 『日本の歴史12 室町人の精神』
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歴史の本は好きです、とくに室町時代は
鎌倉と江戸の間の時代、人々がいきいきしているように感じます
室町幕府の権力は鎌倉・江戸幕府より弱いんです
有力大名がしばしば反乱を起こし、主君を替える家臣が現れてきます
キリスト教はまだ伝搬していませんが
浄土宗・時宗・日蓮宗と民衆に広まって行き、教団は力をつけてきます
自分の思いを表現できる時代だったんです
こんな時代好きですね

忙しくて読書の時間もあまりとれませんが
日頃のストレスを忘れさせてくれますので
なんとか時間を見つけたいです

姉からAGFのコーヒーセットが送られてきました
私の好みを覚えてくれてます
姉とは暫く会っていませんが、ほっとします
こちらは家で好きなDVDを観ながら飲みますね